切迫流産/早産
 
切迫流産は流産になる「かもしれない」ということです。
切迫早産は少し早く生まれる「かもしれない」ということです。
 
赤ちゃんの運命は決まっていません。
 
深刻になりすぎることも、なんとかなると軽率に考えることもなく、
あなたと旦那さんの精一杯の愛情で赤ちゃんを守ってください。
 
 
あなたの苦しみ・悩みを私も知っているから、
「きっと大丈夫」なんて言えません。
 
 
ただ、今のあなたがやるべきたった一つのこと、、
 
それは、
 
未来を信じることです。
 
 
 
結婚して5年、私達夫婦は当初から子どもを望んでいたのですが、なかなか授かりませんでした。
「どこか、身体に問題があるのかな?」そんなことまで感じていました。
 
「子どもを望むのはあきらめて、夫婦二人の幸せな将来を目指そうか。」
夫とそんな話があったころ、待望の赤ちゃんが私のお腹の中に授かりました!
 
天にも昇るとはこんな感じなのだ。と思うほど幸せでいっぱいでした。
 
しかし、
 
妊娠2ヶ月目、出血して慌てて病院にいったところ
 
「流産しかけています。」
「非常に危険な状態です。最悪も覚悟しておいてください。」
と。。
 
 
夫が運転する横で、対向車の流れるライトをただ呆然と見つめながら、
泣き続けました。
 
二人共黙ったまま高速道路をあてもなく走りつづけました。
 
 
どれほど走っていたのか分かりません。
 
小さな薄暗いパーキングエリアの片隅に車を止めた彼の頬には、
つたう涙が街灯に照らされキラキラと輝いていました。
 
 
沈黙が流れました。。
 
「やれることを全てやろう。未来を信じよう。」
彼は静かに、ただ力強くそう言うと車を発信させました。
 
そして、また私達の間には車が風をきる音だけとなりました。
 
ただ、その沈黙は悲しみと自己嫌悪と無力感の入り混じったそれでなく、
悲しみの中にありながら前に進もうとする二人の決意でした。
 
 
それから、様々なことを調べ、良いと聞けばすべて試してきました。
 
日に日に高まってくる「もしかすると」という期待と、
ふと襲ってくる「もしダメだったら」という不安に押しつぶされそうに
なりながら、日々懸命に過ごしました。
 
 
そして、幸いにも私達は無事に元気な赤ちゃんを授かりました。
 
だから、もしこの経験・知識が誰かの為になるなら、必要とする人に全て伝えたい。
 
そう思いホームページを開設しました。
 
真美