妊娠が判明して大きな喜びを感じ、お腹の中で少しずつ成長していく赤ちゃんのことを思うとそれだけで幸せになれるという妊婦さんはたくさんいるでしょう。
しかし、せっかく授かった赤ちゃんを流産で失ってしまったり、早産で危険な状態に陥ってしまうという可能性はどんな妊婦さんも常に隣り合わせの状態とも言えますので、心の片隅で不安な気持ちを抱いている方も多いはずです。
もちろん何事もなく無事に赤ちゃんが生まれてくるということが一番ですが、もしも切迫流産や切迫早産になってしまったとしても必要以上に不安になることはありません。
切迫流産や切迫早産になってもしっかりと元気な赤ちゃんが生まれてきたという話はよく耳にしますし、私自身もそうでした。
切迫流産や切迫早産はとても恐ろしいもののようにも思えますが、実際に流産・早産になってしまっているわけではなくその手前の状態ということになります。
つまり、正しい知識と的確な対応によって危険を回避することもできるのです。
必要以上に怖がってしまうと精神的にもストレスが溜まります。
これは妊婦さんにとって良くない状態です。
取り返しのつかない状態になる前に気付けたのですから、心配しすぎることなく、かといって軽く捉えずに、医師の指導をきいてしっかいと対処していればきっと大丈夫です。
切迫流産、切迫早産になってしまったら~本人の心構え
切迫流産、切迫早産は、どの妊婦さんにも可能性があることですが、できればそうならずに何事も無く出産を迎えたいものですよね。
しかし、そうは言ってもやはり自分の意思ではどうにもならないことも多いですから、ある日突然切迫流産、切迫早産と診断されると言うこともあるでしょう。
そうなったとき、人によってはパニックになってしまったり、落ち込んだり、自分を責めたり、うろたえてしまうということもあるかもしれません。
赤ちゃんの命がかかっているのですからそういう状態になってしまうのは当然のことかもしれませんが、赤ちゃんとずっと一緒に過ごし、いつでも守ってあげれらるのはお母さんであるあなた自身しかいません。
ですから、必要以上に怖がらずに、まずはしっかりと切迫流産、切迫早産に関しての正しい知識を身につけて、今後どのように過ごせば良いかということをよく考えてみてください。
流産や早産ではなく、まだ「切迫」という状態であり、回避できる可能性が残っていますから、自分自身の今の状況をまずは把握して、必要以上に恐れずに、そして赤ちゃんを守るために必要なことをまず第一に考えて生活していきましょう。
「そうすれば絶対に大丈夫!」
とは言えませんが、油断せずにできることをして全力で赤ちゃんを守ってあげるということが大切なのではないでしょうか。
切迫流産、切迫早産は周りの協力も必要
切迫流産や切迫早産というのは、程度の差はあるかもしれませんが、何にせよまずは安静が第一になります。
切迫流産、切迫早産と診断されたら必ず安静にしているように医師から言われるはずですし、状態によっては即入院となることも考えられます。
仕事や家事など、普段から忙しく動いていた妊婦さんにとっては「安静」というのも難しいかもしれませんが、赤ちゃんを守るために必要なことですので何をおいても安静にしていなければなりません。
そこで必要になってくるのが、周りの人たちの理解と協力なのです。
入院となれば仕事も休まなければなりませんし、自宅安静で家にずっといるとしても家事をすることはできません。
それどころか自分自身のことをするときでも家族の協力が必要になることもあるでしょう。
こういった部分を理解してもらえなければ辛いところですが、甘えではなく赤ちゃんを無事に産むために必要なことという認識をきちんと持ってもらえるように説明していきましょう。
子どもを持つお母さんなら理解してもらえる場合が多いでしょうが、男性や妊娠の経験のない女性にはよく分からないことだと思うので、丁寧に説明する必要があります。
周りに協力してもらえるよう説明するのも、赤ちゃんを守るために大事なことです。