真由美さん 29歳、1人目の子供

切迫早産と判明したときの状況や気持ち

妊娠28週で切迫早産と診断されました。
ちょうどパートの契約更新の時期だったのもあって、6年間勤めた職場を辞めなければならず、ショックで落ち込み、食事の支度も嫌になって寝込んでいました。

切迫早産から出産までの状態

1ヶ月の入院後に仕事を辞め、正産期まで自宅安静になりました。
洗濯干し・ゴミ出し・買い出しは夫に代わってもらい、最低限の掃除と料理と内職以外は1日の大半を横になって過ごしました。

ウテメリンの錠剤と鉄剤を1日3回服用しましたが、震えや嘔吐感等の副作用が強くてうんざりしました。

予定日の2日前におしるしがあり、陣痛が10分おきになったので産院にタクシーで向かいました。

待機室で破水してから陣痛が弱まったため、陣痛促進剤を打ってもらいました。

生理痛が1年分まとめて来たかのような激烈な痛みに驚きました。
切迫早産のわりには子宮口がなかなか開かずもどかしい思いをしました。

産院に到着してから11時間後、正常分娩で男児を出産しました。

出産の状況

分娩室に移動してからは、睡眠不足と空腹で2時間程朦朧(もうろう)としていました。

陣痛促進剤を投与されて1時間半程経過した頃、経膣分娩で2029gの男児を出産しました。
産声も大きく、手足を力強くばたつかせており、一安心しました。

低体重児ということで保温器に入れられましたが、初乳もよく飲み、特に健康に問題はなかったのでホッとしました。
エコー診断では女児と言われていたので、男児が生まれて驚きました。

入院の期間と費用

1ヶ月間、約23万円(差額ベッド代、ウテメリン点滴、寝間着レンタル含む)

入院時に必要なものやあったら便利なもの

寝つきが悪いので、アイマスクを準備しました。
非常灯が思いのほか明るくて寝苦しかったので、準備して正解でした。

マウスウォッシュがあれば便利だと思います。

産後の入院期間はスパルタ合宿のようなもので、体力も気力も削られるので、歯磨きがおっくうになってしまったからです。

入院時、自宅安静時の過ごし方

入院時はタブレットのWi-Fiを利用して、ポイントサイトで内職をしたりHuluで動画を見ていました。

同室の人の迷惑にならないよう、タップ音は必ず消してイヤホンを使いました。

安静時は編み物をして過ごしました。
下腹部を圧迫しないよう、リクライニングソファにゆったりと座るようにしていました。

切迫流産、切迫早産と診断され不安な方へ

安静の辛さやウテメリンの副作用の辛さは痛い程分かりますが、必ず終わりが来ます。

ママ達が皆越えて来た道です。
喜びが待っていると思って乗り越えましょう。

産後は約2年間、赤ちゃんの都合に振り回される不眠不休の戦争のような毎日が続くのです。

今しかない自由時間をめいっぱい謳歌してください。