妊娠週数によってだいたいですが流産しやすい時期などの傾向があるようですが、妊娠三ヶ月ごろに流産したというような話を聞いて不安になっている方も多いかもしれません。
妊娠三ヶ月、つまり週数で言うと8週ごろですが、この頃は実際に流産してしまう方が多く、流産の危険性が高い時期と言えます。
しかし、この頃の流産と言うのは母体の影響ではなく赤ちゃん側の問題であることがほとんどであり、手の施しようがありません。
こればかりは医師でもどうにもできないことなので、この時期は流れに身を任せるしかないというのが実際のところです。
また、一度心拍が確認できた後に流産というケースも妊娠三ヶ月ごろには多くあるので、心拍が確認できて一安心していたところに悲しい事実を知らされてなかなか立ち直れないという女性も多いそうです。
しかし、こういった母体側の問題ではない仕方のない流産のあとは、処置さえしっかり行っていればまた赤ちゃんを授かることもできます。
妊娠3か月ごろの流産のタイプ
妊娠三ヶ月ごろに流産となってしまった方の中には「稽留流産」と診断される方が多いようです。
稽留流産(けいりゅうりゅうざん)というのは、お腹の中ですでに赤ちゃんが死亡してしまっている状態で、そのまま子宮内にとどまっていることを指します。
妊娠をすると、検診で定期的に医師に診てもらいますが、その際に超音波検査で赤ちゃんの心拍や成長などが確認できない場合に稽留流産と診断されます。
これは、通常の流産、切迫流産などとは違って目立った症状が無く、出血や腹痛など「流産かもしれない」と自覚できるようなものではないため、赤ちゃんが順調に育っていると思っているところに突然流産という宣告を受けることが多いため、心の準備ができずに苦しむ妊婦さんが多いのです。
妊娠三ヶ月ごろはまだ安定期に差し掛かる前ですのでいろいろとトラブルもありますが、この頃のトラブルは妊婦さんの責任であることは少ないのです。
赤ちゃんが元気に育つためにできることをし、それでも問題が起きてしまったら気持ちを切り替えるという意識も大切です。
つらいことですが、前向きな考えを持ちましょう。