妊娠初期の流産というのは意外と多く、経験した事のある女性もたくさんいます。
しかし、初期だけではなく妊娠中期になっても流産の可能性がないわけではありません。
初期よりも少ないとはいえ、妊娠中期に切迫流産となってしまう方もいますので、その原因や兆候についてまず知っておきましょう。
妊娠初期の流産は赤ちゃん側に原因があることがほとんどであるのに対し、妊娠中期の流産では妊婦さん側のトラブルである場合が多くなります。
例えば子宮頚管無力症、子宮筋腫、糖尿病、甲状腺の病気などです。
もともとこのような持病を抱えている方にとっては、妊娠初期が過ぎて中期になっても油断できないということです。
医師としっかりと話し合ってどのような状態なのか常に把握できるようにしておくと良いでしょう。
もちろん、こういった症状がない方でも他の原因で切迫流産となってしまう方もいるかと思いますが、通常ですと心拍が確認できた後の切迫流産では赤ちゃんの助かる確率が高いと言われていますので、あまり心配をしすぎてストレスをためないように気をつけましょう。
妊娠中期の切迫流産の兆候
妊娠中期の切迫流産では、妊娠初期とは違い自分自身の心がけや医師の処置によって妊娠が継続できるというケースが多くあります。
もちろん出血をしたときなどはとても慌ててしまうでしょうし「もしかしたらもうダメかも」という考えが頭をよぎってしまう妊婦さんもいるかもしれません。
しかし、出血をしても助かっている赤ちゃんは現にたくさんいますし、私自身も出血して切迫流産となりましたが、その後問題なく安産で出産していますので、必要以上に怖がることはありません。
妊娠中期の切迫流産の兆候は妊娠初期の切迫流産とそれほど変わりありませんが、特に原因が見当たらないのに出血してしまうというケースもあり、この場合も切迫流産と診断されますが、一時的な出血であることがほとんどでその後には問題なく妊娠継続できるということが多いようです。
原因がはっきりしないケースもあるということは誰にでも起こり得るということですからとても怖いことのようにも思えますが、安静にしていても出血してしまう人もいますしこればかりはどうにもならないので、心配する分だけ精神的な負担となってしまいます。
妊娠中期の切迫流産については極度に心配せず、身体の変化等兆候にだけは気を付けながら、とにかく赤ちゃんと自分の身体を第一に考えた生活を送るようにしましょう。