妊娠初期に心配なことと言えば、やはり流産が一番ではないでしょうか。
特に初めての妊娠という場合には、妊娠したての頃は不安なことやわからないことも多いですから、流産ということまで考えてしまうとさらに気持ちが落ち着かないかもしれません。
妊娠初期に流産してしまう可能性はもちろん否定できるものではないのですが、こればかりは気にしていてもどうにもならないものですので気にしないほうが良いでしょう。
妊娠初期に流産してしまう確率と言うのは15%程度と言われています。
これは、たとえばの話ですが、妊婦さんが100人いたとするとその中の12~20人ほどが流産するということになります。
これは見過ごせない数字かもしれませんが、しかし、この妊娠初期の流産というのは仕方がない場合がほとんどですのであまり深く考えてもどうにもなりません。
妊娠初期の流産というのは染色体異常の場合が圧倒的に多いので、妊婦さんの責任ではなく仕方のないことと考えていたほうが良いでしょう。
切迫流産で出血なしの場合もある
妊娠初期の切迫流産は妊婦さんの責任でないことが多いので心配しすぎることはありませんが、かといって注意しなくても良いということではありません。
出血さえ無ければ大丈夫と考えるのは早計です。
というと、妊娠中に急に生理のときのような出血があったり、少量の血がおりものに混じるなどいろいろな形ではありますが出血が関わっているように思っている人も多いですよね。
妊娠中の出血はとても心配になりますし、一目見て異常がわかるわけですから実際には問題ではない出血でもとても怖くなってしまったりもするものです。
しかし、逆に「出血はしていないのに切迫流産と診断されてしまった」というケースもありますから、出血がないからと言ってそれだけで大丈夫ということにはなりません。
出血が無く切迫流産とはいったいどういうことなのかというと、お腹の張りがある場合などです。
また、自分では出血していないと思っていても、中で出血しているということもあるそうですので、そういった場合も切迫流産と診断されます。
出血がない切迫流産も、出血がある場合と同じく流産してもおかしくない状態と言えますから、安静が必要になります。
出血がないからと言って油断せずにのんびりと過ごしましょう。