流産と出血

流産の場合、多くの方が経験する症状としてよく知られているのは出血です。

しかし、流産の出血と言ってもその出血の仕方は人それぞれで、そのときの血の量や出血する期間などは「これくらい」と言い切ることはできません。

出血の期間は人によっては1週間くらい出血が止まらないという場合もあれば、2~3日で出血が止まったという方もいます。
流産の経験が一度ではなく何度かある方の場合「そのときによって出血する期間が違っていた」という方もいるそうです。

つまり、人それぞれというだけではなくそのときの状況次第で、同じ人が流産したとしても出血の期間は一定ではないこともあると言うことになります。

どのくらいの期間出血したから流産、ということではなく、気になる出血があった場合にはすぐに医師の診察を受け、それから判断してもらいましょう。

もちろん出血があっても流産ではない場合も多いですが、出血が続くと言うのは正常な状態とはいえませんからできるだけ早めに受診したほうが良いでしょう。

流産の症状だけではない出血

また、流産の症状として出血があるというのはよく知られています。

流産が疑われる出血と言ってもその中にはさまざまなケースがあり、それぞれの状況によって妊娠が継続できるかどうかも違ってきます。

まず、大きく分けると妊娠確定以前の段階で、妊娠していて流産したのか、それとも生理なのかというところで判断しなければならない場合と、妊娠確定した後の出血で流産による出血かどうかという場合に分かれます。

妊娠確定前の場合、流産以外にもいろいろな可能性があるため自分で確実な判断をすることは難しいでしょう。

生理や流産の場合、妊娠を希望している方にとってはとても悲しいかもしれません。

しかし生理でも流産でもなく「着床出血」ということも考えられますから「妊娠していないか流産してしまっているかのどちらか」とも言い切れないわけです。

妊娠が確定していても、出血があったからと言って流産ではなく赤ちゃんは元気に育っていると言うケースもかなり多いですので、よくわからない出血があったらとにかく産婦人科を受診してみましょう。