そのために、切迫流産になりそうだという兆候がわかれば早く気づくことができ、進行する前に食い止められるかもしれません。
ほんの少量の出血などが切迫流産の兆候としてよく知られています。
しかし、そういった症状が出ているときにすでに切迫流産の状態になってしまっているのか、それともまだそこまで深刻な状態ではないのかは自分自身で判断することができません。
ただ兆候があるだけで流産の危険性がそこまで高くない場合もありますので、血を見てしまっても慌てずに対処しましょう。
私も妊娠初期に出血があり、しかも少量ではなく鮮血がだらっと垂れるような状態でしたが、それでも結果的には無事に出産できましたし当時お腹にいた赤ちゃんは今元気に学校に通っています。
ですから、お母さんとなる妊婦さん自身がうろたえてしまわずに、切迫流産の兆候が見られたら、お腹の中の赤ちゃんの生命力を信じて、落ち着いてかかりつけの産科医に連絡してみてください。
切迫早産の予防について
切迫早産にならないようにするためにできること、つまり予防方法があれば安心ですよね。
しかし、早産というのは誰にでもなる可能性があるので完全に予防するというのも難しいかもしれません。
ですが、できる限りその危険性を減らすということは、妊婦さんや周りの人たちの心がけ次第でできるのです。
腹圧をかける、つまりお腹に力を入れてしまうようなことを避けたり、立ちっぱなしでいること、動きすぎ、ストレスの溜めすぎなどを避けることで切迫早産の危険性を減らすことができます。
仕事をしている妊婦さんは働きすぎも良くありません。
私もそうでしたが、周りに頼りすぎるということは気が引けてしまうかもしれません。
しかし、元気な赤ちゃんを産むという大事な役割があるのですから、お腹に赤ちゃんがいる間は周りの人の理解と協力が欠かせないのです。
重いものは自分では持たずに人に頼む、疲れたら休憩する、といったちょっとした心がけと周りの人の支えで早産の危険を減らせますので、頼めそうなことは協力してくれる人に少し頼るということが予防につながります。