切迫早産と診断される場合、よく医師から言われるのが
「子宮口が柔らかくなっている」
「子宮口が開き気味」
といった言葉です。
子宮頚管無力症の方や前置胎盤の方などは特にこの子宮口の開き具合などに気をつけておかなければならないのですが、そうでない方も切迫早産と診断された場合、子宮口がこれ以上開かないように注意しながら生活しなければなりません。
状態が悪いようであれば診断の後に即入院、そしてそのまま状態が良くなるまで、もしくは出産までずっと安静にしていなければならないのです。
開いてしまった子宮口が閉じるということはないと言われていますので、その状態をキープできるように努力するしかありませんん。
努力と言っても医師の指示に従い安静にしているくらいしかできることはありませんが、それが赤ちゃんのためになります。
経産婦は特に子宮口が開きやすいと言われていますので「前に子どもを生んでいて慣れているから大丈夫」と油断しないようにしましょう。
子宮口を縛る手術
子宮頚管無力症など、元から何かしらの問題を抱えている妊婦さんは妊娠初期の段階で子宮頚管を縛る手術を受けるのですが、切迫早産でもそういった手術をする場合があります。
この手術は切迫早産で必ず行われるものではないのですが、様子をみて医師の判断により行われます。
それほど時間がかかる手術ではなく、当然ですが麻酔も使用しますので痛みもありませんので特に危険なことはありません。
ただし、お腹が張りやすいときにはあまり手術をしないほうがいいとも言われていますので、慎重な判断が必要になるかもしれません。
一般的には妊娠初期に行われる手術のようですが、切迫早産、つまり妊娠後期に手術をすることも珍しいことではありません。
赤ちゃんに影響がないか心配になるかもしれませんが、麻酔も問題ありませんのでそれほど心配することはないでしょう。
しかし、手術でお腹の張りが気になったという方も多いのでその点には注意が必要になるかもしれません。