切迫早産と子宮頚管の長さの関係

切迫早産の要因はいろいろとありますが、よく耳にするのが「子宮頚管の長さ」です。

子宮頚管は通常長いのですが、出産前には子宮の収縮などの影響によってどんどん子宮頚管が短くなり、赤ちゃんが下にさがってきます。

そして、予定日近くなると赤ちゃんがどんどん下へと降りてきて陣痛が起こり、出産となります。

切迫早産と診断される場合、まだ正期産の期間内に入っていない状態で子宮頚管の長さが短くなってきていることがほとんどです。

しかし、子宮頚管が3センチ程度の短さになっていてもとりあえず安静にして様子見といわれていた人は周りにもいます。
逆に子宮頚管の長さなどには特に異常がないのになぜか陣痛のようにお腹が痛くなって入院となってしまった人もいます。

ですから、子宮頚管の長さだけで切迫早産と決まってしまうわけではありません。

ただし、子宮頚管が短くなっているということはそれだけ赤ちゃんが出口のほうへ近づいてきている、つまり生まれやすい状態になっているわけですから、正期産の期間にまだ入っていない妊婦さんは注意しなければなりません。