切迫早産に対して高い効果が期待できる薬として有名な「マグセント」ですが、切迫早産の薬としてはどちらかと言うと「ウテメリン」のほうがよく使用されているかもしれません。
では、マグセントが使用される場合というのは、どのような状態なのでしょうか。
マグセントは、その病院の方針などにもよるかもしれませんが、多くの場合ウテメリンでは効果が薄い場合に追加される薬です。
強い薬ですので、副作用でとても大変な思いをする妊婦さんも多いのがマグセントの特徴でもあります。
また、ウテメリンでは効果が薄いという場合だけではなく、ウテメリンにアレルギーがある妊婦さんにもマグセントが使用されます。
どちらにしろ、切迫早産の際の張り止め、子宮の収縮を防ぐために使用されるという意味ではウテメリンと同じですので、ウテメリンではなくマグセントだからといって不安になる必要はありません。
ウテメリンにも副作用がありますので、ウテメリンが身体に合わずマグセントを使用していたという妊婦さんも意外と多いですので、あまり心配せずにとにかく赤ちゃんのためと考えて頑張りましょう。
マグセントの副作用は?
切迫早産でマグセントを点滴などで使用している場合、その副作用も気になりますよね。
マグセントはウテメリンで効果が薄い場合に用いられるということからもわかるように強い薬なのですが、その分副作用で大変な思いをする妊婦さんが多いと言うことも事実です。
もちろん、副作用があるからと言って危険な薬というわけではなく、赤ちゃんに直接影響を与える心配はありませんので不安になることはありません。
しかし、副作用がどうしても辛くて我慢できないと言う妊婦さんもいるそうです。
副作用は、頭痛、動悸、めまい、全身の倦怠感などです。
また、発疹が出る方もいるそうです。
発疹がひどい場合はマグセントではなくウテメリンのみに戻すこともあるということですので、自分に薬があっているかどうかという部分は重要です。
また、子宮の収縮を抑える薬ですので筋肉を弛緩させる作用があります。
そのため、トイレなどに立とうとしたときに足に力が入らず転びそうになるといったこともありますので、マグセントを使用している場合には注意しましょう。