切迫早産では、長期間24時間点滴を打つこともよくあります。
しかし、ずっと同じところに点滴の針を刺しておくと人によって痛みが出たり、大きく腫れてしまうなど、差し替えの必要がでてくることも頻繁に起こります。
病院によって、点滴の差し替えまでの日数の目安が決まっていたりしますが、長くても1週間程度、通常ですと3日程度で差し替えをします。
しかし、痛みや腫れなどがあって気になる場合には遠慮なく看護師さんに相談してみましょう。
決められた日ではなくても差し替えに応じてくれます。
しかし、看護師さんによって対応に違いが出ることもあります。
状態を見て「まだ持つから差し替えなくても大丈夫」と判断する看護師さんもいれば、すぐに差し替えてくれる看護師さんもいるでしょう。
感染などのリスクがありますので頻繁に差し替えを行うのも、そのままずっと放置しておくのもどちらも問題があります。
しかし、血管が細い方などはどうしても痛みが出やすいことが多いですし、細い分デリケートですので、気になる場合は看護師さんに相談してみて下さい。
切迫早産の点滴で気になる副作用
切迫早産で入院した際には、子宮の収縮を抑えたり、筋肉の収縮を抑えたりするための点滴をする場合が多いのですが、この点滴には人によってつらい副作用が出ることもあります。
ウテメリンやマグセントといった薬の点滴が一般的で、ウテメリンは子宮の収縮を、マグセントは全身の筋肉の収縮をそれぞれ抑える働きがあります。
どちらも副作用があり、ウテメリンの場合は動悸や震えなどのほか、吐き気などを感じる方も多いようです。
マグセントのほうは、全身の筋肉の収縮を抑えますので、トイレなどに立とうとすると足に力が入らずに転んでしまうといったケースもあるそうです。
どちらも副作用がつらいと訴える方は多く、場合によっては点滴の薬の量を減らしてもらうなどの処置も取られます。
ウテメリンは切迫早産の内服薬としてもよく知られており、飲む場合も同様に副作用を気にされる妊婦さんが多いですね。
しかし、元気な赤ちゃんが生まれてくるために必要なことですので、元気な赤ちゃんが生まれるまでの辛抱です。
頑張りましょう!