切迫早産の場合、もしも早産となってしまった場合のことを考えると障害についても気になるところですが、早産だからといってすべての赤ちゃんが障害を持って生まれてくるわけではありません。
早産で生まれてきた赤ちゃんの、出産後の状態については、週数や赤ちゃんの大きさが関係しています。
赤ちゃんが出来るだけ予定日近くまでおなかの中にいたほうが良いというのは、長くおなかの中にいることで生まれてきても大丈夫な大きさまで成長することができるからです。
つまり、妊娠週数が進むにつれて生まれてきた赤ちゃんが無事に成長する確率が高くなり、障害や後遺症などが残る可能性が低くなるということが言えるわけです。
一般的に、生まれても安心といわれているのが2000グラムを越えたあたりで、早産と言われる週数で生まれてしまったとしてもほとんど治療や後遺症の心配などが要らないケースも多くあります。
早産ということで何もかも不安になってしまうのは誰もが同じですが、早産だったとしても赤ちゃんが元気に成長するということも珍しくはありません。
切迫早産の赤ちゃんと障害について
切迫早産ではまず、無事に生まれてきてくれるかどうかが重要になりますが、その先のことも考えると、障害についてはやはりとても気になると思います。
出産時の後遺症なども考えられますのので通常の出産でもいろいろな心配はありますが、早産で生まれた場合には障害があるということも考えられますので、より不安は大きくなってしまうでしょう。
しかし、早産ならば赤ちゃんが障害を持って生まれてくるということが決まっているわけではなく、その可能性が通常よりも高まるというだけで、赤ちゃんの成長の早さなどの違いによってどういった状態で生まれてくるのか変わってきます。
体重などでおおよそどの程度成長しているかが判断できますので、医師の話をしっかりと聞いて、妊婦さんと赤ちゃんの状態を優先に考えた生活を送るように心がけることが大切でしょう。
切迫早産で障害の可能性と週数
切迫早産から、そのまま早産で赤ちゃんを出産した場合に、赤ちゃんの成長具合や週数によっては障害や後遺症などが残ることもないとはいえません。
妊娠週数でおおよその判断が出来ますが、あくまで赤ちゃんの成長の度合いによって変わってきますので、週数がすべてというわけではありません。
妊娠22~27週ごろまでは、体重750グラム未満の場合無事に生まれてくることが難しいとされていますが、28週までお腹の中で過ごせれば救命率自体は高くなります。
しかし、30週くらいまではおなかの中にいなければ、障害や後遺症などの心配もあります。
30週を超えると後遺症や障害などの可能性も減り、34週を過ぎると生まれてもほとんど問題ないと言われるまでに成長しています。
私も出産前には赤ちゃんの障害について不安でいろいろなことを考えてしまいましたが、不安になるよりも落ち着いて、できるだけ赤ちゃんがお腹の中で長く過ごせるようにのんびり過ごしましょう。