35週というともうそろそろ出産も近づいてきている時期ですが、正期産にはまだ少し早い段階ですので、この時点で生まれてしまうとやはり早産となってしまいます。
切迫早産で35週まで何とか持ちこたえた場合
「もうそろそろ赤ちゃんも大きくなってきたし、いざとなったら生まれても大丈夫なのでは?」
と思っている方も多いかもしれません。
しかし、35週で生まれてきてしまうと、赤ちゃんによってはまだ肺がきちんとできていないということが考えられるため、自力で呼吸ができないという危険もあります。
ですから、できるだけ正期産に近い時期までお腹の中で赤ちゃんが過ごせるよう、35週でも油断せずに生活していきたいところです。
切迫早産で35週近くでも入院になったという方もいますから、無理をしてはいけません。
安静が続くと気が滅入ってしまったり、とにかく暇で身体を動かしたくなってしまう気持ちはよくわかりますが、赤ちゃんが無事に生まれてくるまでの我慢ですので、あと少しだけ頑張りましょう。
切迫早産 35週で生まれた場合
切迫早産の場合、もちろんそのまま持ちこたえて正期産までどうにか妊娠継続できたという方もいます。
一方で早産になってしまう場合も多くあります。
しかし、早産と言っても生まれてくる週数によって赤ちゃんの状態はまったく違いますので、どんなケースでも深刻な状態になると言うわけではありません。
また、週数だけでは何ともいえない部分も大きく、例えば35週で生まれるとしても成長の早い赤ちゃんであればもう正期産の赤ちゃんとほとんど変わらないくらいに育っていて大きさも問題ないこともあります。
しかし、肺は最後にできるため35週では自発呼吸ができない赤ちゃんもいますので、そういった点でどの程度まで成長しているかで退院できるまでの日数などが変わってきます。
ただし、35週まで頑張れば身体が小さいだけで、生きていくために必要な機能がきちんと備わっているのであれば保育器に10日ほど入っていればその後は問題なく成長する赤ちゃんが多いです。
切迫早産で35週ごろに生まれてしまいそうということになっても焦る必要はありません。