切迫早産というと、まずお腹の張りが気になったり、あとは出血や破水などといったことが思い浮かぶのではないでしょうか。
こういった自覚症状の感じ方というのはさまざまなので、強く感じて不安になってしまう方も多いようです。
その場合はすぐに医師に診てもらうということも出来ますのでまだ良いかもしれません。
さらに困るのは、切迫早産の症状が無い場合です。
実際に症状が無く、検診のときなどに突然「切迫早産」と診断されたという話は案外多いのです。
検診で医師に言われてはじめて気付くという場合「あともう少し気付くのが遅ければ危なかったかもしれない」ということもありますので、検診の大切さを理解しておきたいところです。
しかし、本当に症状が無いということは考えにくく、実際にはお腹が張ったりしていたという妊婦さんが多いのも事実です。
なぜそれで気付かないのかと言うと、具体的にお腹の張りがどういうものなのかというのがよくわかっていないということが考えられます。
医師に言われてから「あれが張りだったのか」と気付く場合も多いですので、自分自身の体調にはくれぐれも注意する必要があります。
注意しておきたい切迫早産の5つの兆候
切迫早産になったら絶対安静でじっとしておくことが一番大事なのですが、中には切迫早産の兆候に気づかず、自身の健康や赤ちゃんのためにと思ってマタニティビクスやウォーキングを頑張るママも実際にいます。
もちろん、切迫早産でなければ運動は便秘解消やストレス解消、またむくみや腰痛の緩和にも効果があります。
ですが、お腹に赤ちゃんがいるので、自分の身体の変化には常に注意を払っておいてください。
注意しておきたい切迫早産の兆候5つを紹介します。
お腹の張り
特に初産の人が分かりにくいのがお腹の張りです。
赤ちゃんは日に日に大きくなって、お腹も大きくなるのでこんなものかな、と思ってしまうのです。
いつもより固くなっている
パンパンに張っている感じがする
張って少し痛みがある
こんな症状に気が付いたら、すぐに横になって安静にしましょう。
ちょっとした刺激でもお腹がはることはあるので、30分程度でおさまるようであれば問題ないですが、それ以上続く場合は切迫早産の可能性があります。
出血
少量の出血が1回だけなら問題ありませんが、少量であっても頻繁に出血がある場合は切迫早産の兆候の可能性が高いです。
おりもの
おりものは子宮の入り口で細菌が入り込まないため分泌されています。
妊娠中は分泌が多くなるのですが、いつもより多いと感じたなら細菌が入り込んでいるのかもしれません。
細菌性腟症などになると、結果として早産を引き起こす可能性が高くなります。
腰痛
妊婦さんはやはり腰に負担がかかるので腰痛になりやすいのですが、生理痛のような鈍痛を腰に感じたなら子宮が収縮しているかもしれません。
腰痛の感じが違うと感じたなら切迫早産かもしれません
子宮の収縮
お腹が強く張っていると子宮が収集し、お腹に痛みを感じ出します。
そのまま陣痛に繋がることもあるため速やかに病院に連絡しましょう。
まとめ
妊娠中は色々な体調変化もあり、些細な変化に気づきにくい状態です。
しっかりと日々の体調管理を行い、早産の兆候を少しでも感じたなら、迷わずにすぐに医師に相談してください。
1日でも長く赤ちゃんがママのお腹の中で成長できるよう、ご自分の体調や身体の変化には十分注意しましょう。