切迫早産の場合、いつ生まれてしまってもおかしくない状況と言えますのでいつ何が起きても対応できるようにいろいろと知識をつけておくべきでしょう。

特に気をつけたいのが「前期破水」です。
なぜ破水は注意が必要かというと、胎児に深刻な永久を与える可能性が出てくるからです。

通常であれば羊水の中は無菌状態になっているのですが、破水を起こしてしまうと羊水の中に細菌が入り込んでしまうことがあるのです。そうなると、赤ちゃんが肺炎に感染してしまうなど深刻な事態を招きます。

この場合、まだお腹の中にいなければ生きていけない時期であれば、妊婦さんは入院して抗生物質の点滴や子宮収縮を抑える働きのある薬を使っておなかの中に赤ちゃんを留め、生まれてきても大丈夫な時期になるまでそのまま待つことになります。

羊水が流れ出ることで、陣痛も始まってしまいますので、破水に気付いたらとにかくすぐに産婦人科に連絡をするようにしましょう。
処置が遅れると感染の危険性も高まります。

切迫早産で前期破水を起こさないために

切迫早産かどうかに関係なく前期破水というのは起こる可能性が考えられるものなので、破水を防ぐためには日常生活の中で気をつけていくしかないと言えます。

赤ちゃんが生まれるときには破水をするのが普通なので、そのまま出産となっても大丈夫な時期であれば問題はないかもしれません。
すぐに病院に行き、出産してしまえば良いわけですから正期産と言われる時期であれば大丈夫でしょう。

しかし、まだ生まれて良い時期ではないのに破水が始まってしまうというのは困りますので、普段から予防のためにも子宮の収縮を最小限にするように安静に生活して、無理をしないで少し休みながらということを心がけましょう。

切迫早産であれば安静が絶対ですから絶対に動き回るのはやめましょう。
また、外陰部を清潔に保っておくと言うことも大切です。

前期破水の原因としてよく知られているのは卵膜の炎症や圧力などですので、切迫早産に対する対処と同じようにとにかく安静が大切です。