逆子・切迫早産で入院の場合は出産まで退院できない?

切迫早産、そして逆子という二つの問題を抱えている妊婦さんにとっては、出産までに少しでも落ち着いた精神状態で過ごしてもらいたいところですが、やはり心配事が多いとそういうわけにもいきませんよね。

特に、切迫早産+逆子の場合は入院後の退院の目途が立たずになかなか気持ちが晴れないという方も多いかと思います。

できれば家で過ごしたいと思ってしまうかもしれませんが、切迫早産で逆子の場合は逆子が治らなければ退院できないという場合が多いため、そのまま出産まで入院して帝王切開というパターンが多いようです。

場合によっては自然に逆子が治って退院し、その後予定日近くなって出産というケースもありますので、とりあえずは帝王切開についても考えながら、運がよければ自然分娩もあるかもしれないというくらいの考えでいたほうが良いかもしれません。

逆子のままですと退院は難しい場合が多く、そのまま入院が長引くことが多いのでそうなったときのことも考えておいたほうが良いでしょう。

切迫早産で逆子は大丈夫?

逆子でお悩みの妊婦さんは多いです。

ですから、ただ逆子というだけではなく「切迫早産、しかも逆子」という状態の妊婦さんも意外と多いのです。

逆子の場合は普通、逆子体操などをやってできるだけ逆子を直す努力をしますが、切迫早産の場合は安静にしていなければならず、体操をするとお腹が張ってしまいますので直すことも難しいといわれています。

逆子が治らない場合は自然分娩ではなく帝王切開になる場合がほとんどですので切迫早産で逆子と言う場合も帝王切開になるケースがほとんどです。
張り止めを飲みながら予定日近くまで何とか持ちこたえ、帝王切開となります。

逆子の場合は通常よりも張りやすいとも言われていますので、自然分娩での出産が危険とされる逆子の場合は帝王切開の予定日よりも早く出てきてしまわないように張り止めを多く出されることもあるようです。

それぞれ個人差もあるでしょうが、切迫早産で逆子の場合も元気な赤ちゃんを生むことはできますのであまり心配はし過ぎないようにしましょう。

切迫早産で逆子の場合の対処法

切迫早産で逆子の場合の対処法

切迫早産で逆子という状態の場合、どのようにして逆子を治すか、そして切迫早産を乗り切るという大きな課題が二つもあるので大変です。

通常ですと、逆子の場合はやはり「逆子体操」をメインとして逆子を治すためにいろいろと試してみると思うのですが、切迫早産の場合には体操などの運動はできれば控えたいところです。

もちろん逆子も心配ですし、できれば帝王切開は避けたいという気持ちもあるかもしれませんが、動いてしまったばかりに早産になっては余計に大変なことになってしまいます。

逆子の場合は帝王切開が普通ですが、切迫早産ですといつ生まれるかわかりませんので予定通りに行かないことも考えられます。
しかし、帝王切開での出産以上に急に出産となってしまいそのまま生まれてきてしまうほうが危険が大きいのです。

ですから、切迫早産の場合は無理に体操などは行わないほうが良いでしょう。

お灸など、切迫早産でもできるような逆子の治し方もありますが確実に治るというものではありません。

程度により軽くなら体操もできるという場合もあるそうですが、逆子を治すよりも早く生まれてしまわないように気をつけることのほうが優先されるケースがほとんどです。