妊娠してからは何かと不安なことも多いかもしれませんが、早産に関してもいろいろと気になることでしょう。
いつから気をつけなければいけないのか?
そしていつまで妊娠が継続できるよう気をつけていれば良いのか?
妊娠中の週数ごとの流れのようなものを理解しておくと不安も少し減るかもしれません。
まず、早産と言うのは「22週以降に妊娠が継続できなくなること」を言います。
それより前ですと流産の扱いになりますが、22週を過ぎると生存率も大きく変わってきます。
それから正期産と言われる37週になる前に妊娠が終了すると早産となりますが、その早産の時期の中でも正期産に近ければ近いほど赤ちゃんの生存率も高くなります。
赤ちゃんの大きさなどにもよりますが、統計的に見ても36週ごろに生まれると正期産とあまり変わらない状態である場合が多いようです。
つまり、22週以降、36週頃まで早産に気をつけていれば正常に出産できる確率が高いと言えるでしょう。
週数によって違う早産の赤ちゃんの予後
切迫早産では、妊娠週数によって赤ちゃんの生存率や障害などの確率も違ってきます。
しかし正確には週数というよりも赤ちゃんがどの程度成長しているかというところによるので、しっかりと現状を把握しておくと良いでしょう。
現代の医学では22週が赤ちゃんが生存できるというギリギリのラインであり、それ以前に妊娠が終了すると流産とされます。
22週はギリギリのラインという言葉通り予後不良の場合が多く、24週以前では生存率が極めて低いとされています。
28週ごろになると生存率はぐんと上がると言われていますが、しかしそれでも知的障害や運動障害なども考えられるため、正期産で生まれてきた赤ちゃんとまったく同じようにとはいかない場合が多いでしょう。
34週ごろになると正期産の場合とあまり変わらないケースがほとんどで、元気に生まれてくる確率が高くなります。
36週になれば体重も増えてより元気に生まれてくる確率が高まり、ほぼ安心と言っても良いでしょう。
不安が大きいでしょうが、1日でも長く赤ちゃんがお腹の中で育ってくれるようお母さんとして頑張ってください。