私は市民病院で産婦人科の看護婦をしています。

最近感じるのは妊娠をすごく軽く考えている人が多いと言う事。

以前に比べて切迫流産や切迫早産で入院をする人が増えています。

切迫流産、早産共にお腹の中で赤ちゃんが健やかに過ごす事が出来ずに、流産や早産になりかかっている状態で、お腹の中で赤ちゃんが落ち着くまで安静にしておく必要があります。

入院する患者さんを見ていて思うのは、妊娠しても重い物を運ぶ仕事をつづけたり、上の子供の世話で駆け回ったりと、普段と同じ生活をしている人が多いと言う事です。

妊娠したからと言って過剰に体の事を気にする必要はありませんが、お腹の赤ちゃんのためには少し気を付ける必要があります。

切迫流産、早産共にこれだけをしておけば大丈夫ということはなく、子宮口が開いてしまう子宮頸管無力症などの場合子宮口を縫い合わせるなどと言った対策を取る事がありますが、妊娠中毒症や子宮筋腫を持っている人は切迫流産、早産になる可能性が高いのでお腹が張ったり出血があったりなど症状には気を付けて、ちょっとでもおかしいと思ったら先生に診てもらう事が大切です。

切迫早産のリスクについて

妊娠しても普段と同じように生活をしている人。
あなたが丈夫な体と持っているのはわかっていますが、妊娠中は赤ちゃんの為に少し周りの人に甘えてみませんか?

最近多量に出血したなどの理由で、妊婦の方が救急車運ばれてくる事が多いです。

どうも切迫流産や早産はその直接の原因は、重たい物を持ちあげる、寝不足、過労などと言ったものですが、お腹の張りや出血などの兆候があります。

妊娠中毒症や子宮筋腫また子宮口が開きやすくなる子宮頸管無力症の人などもこの切迫流産や早産になりやすい傾向があるようです。

切迫流産、早産は赤ちゃんをお腹の中で健やかに育てる事が出来ない状態で、流産や早産になりやすいので気を付ける必要があります。

切迫早産の場合、赤ちゃんが本来の大きさよりも小さく生まれてくるので合併症、感染症などに掛かる可能性も高くなり、赤ちゃんも新生児集中治療室に入るなどと言ったケースも出てきます。

赤ちゃんの為にももう少し気をつけましょう。

切迫流産、早産について

切迫流産や切迫早産は、本来お腹の中で順調に育っていく赤ちゃんが、子宮筋腫や胎児の周りに血液の膜が出来る絨網膜下血腫などいろいろな原因によって、妊娠22週までは流産しやすい状態として切迫流産、22週以降は早産しやすい状態として切迫早産と言われている物です。

症状としてはお腹の張り、出血また下腹部の痛みなどがあげられます。

子宮筋腫、また子宮口が開きや開きやすい子宮頸管無力症などの人は、この切迫流産や切迫早産になる可能性が高いと言われているので、少しの体の変化でも兆候が見られたら病院に行った方が良いかと思います。

出血が感染症から来ている物であれば抗生剤が処方され、子宮が収縮していれば収縮を抑える薬が処方されます。
また子宮頸管が短くなったり開きやすくなって、赤ちゃんをお腹の中に留めておけない場合は、子宮口を縫い合わせるなどの処置を行います。

切迫流産や切迫早産は病院できちんとした処置を行い、安静にしていることで乗り越える事が可能です。諦めずに赤ちゃんの為に頑張りましょう。